フィリール株式会社

sus316とsus316Lの違いについて解説!金属部品製造業者の仕事に役立つ知識

お問い合わせ・無料見積もり相談 ポータルサイトはこちら

sus316とsus316Lの違いについて解説!金属部品製造業者の仕事に役立つ知識

sus316とsus316Lの違いについて解説!金属部品製造業者の仕事に役立つ知識

2023/09/04

金属部品の製造に携わる業者の皆様にとって、各種素材の特徴について理解することは極めて重要です。その中でも、sus316とsus316Lは似たような名前でありながら微妙に異なる特性を持つ素材です。今回は、sus316とsus316Lの違いについて解説し、部品製造業者の皆様の仕事に役立つ知識を提供します。

目次

    sus316とsus316Lとは?

    金属部品製造業者である当社では、ステンレス鋼を扱うことがあります。ステンレス鋼には様々な種類がありますが、今回はその中でも特に有名なsus316とsus316Lについてご紹介します。 まず、sus316とは、クロム、ニッケル、モリブデンを主成分とした18%クロム系のステンレス鋼です。耐食性が非常に高く、海水や化学薬品などにも耐えることができます。また、強度や加工性にも優れており、医療器具や薬剤などにも使用されます。 一方、sus316Lは、sus316の中でも炭素を低減したL(低炭素)タイプです。低炭素化によって溶接時に発生する炭素を軽減し、耐腐食性・耐食性が向上します。このため、医療機器、食品関連、化学工業などにも幅広く使用されています。 私たちの金属部品製造業においても、sus316やsus316Lを使用することがあります。特に、耐食性が求められる部品や医療機器、食品加工機器などに使用されます。お客様のニーズに合わせた材質選定や加工技術の提供に努め、より良い製品作りに努めています。

    sus316とsus316Lの化学組成の違いとは?

    sus316とsus316Lは、両方ともステンレス鋼の一種であり、非常に高い耐腐食性を持つ素材です。しかし、これらの素材は微妙に異なる化学組成を持っています。 sus316は、クロム、ニッケル、モリブデン、マンガン、シリコンなどの元素を含みます。一方、sus316Lにはより少ない炭素が含まれており、低炭素バージョンだと言うことができます。 この追加の処理により、sus316Lはより耐食性が高くなりますが、同時に強度が低下する場合があります。これは、炭素を減らすことで、素材全体の鍵結合を弱めているためです。 つまり、sus316はより強rigで低耐食性の用途に使用することができますが、sus316Lは、より高い耐食性が必要な場合に使用することができます。これらの素材を正しく使用することで、耐久性に優れた製品を提供できることを確保しましょう。

    sus316とsus316Lの耐食性の違いとは?

    金属部品製造業者にとって、材料選定は非常に重要な要素の一つです。その中でもステンレス鋼の中でも代表的なsus316とsus316Lの選定は慎重に行われるものです。 sus316は一般的に使用されるステンレス鋼で、耐食性・耐摩耗性に優れ、酸化物や有機酸に耐性があります。一方で、sus316Lはsus316よりも炭素の量が低く、(LはLow Carbonの略)より腐食に強いとされます。実際に、sus316Lは高温や高塩分の環境での使用に適しているとされ、化学プラントや造船業界などでもよく使用されています。 また、sus316Lは溶接時の酸化物の生成を抑えるため、酸素供給量を制限する必要があるため、溶接技術によってはsus316に比べると難易度が高いともいわれています。 つまり、sus316Lはsus316よりも腐食に強い特長を持ちますが、材料選定時は使用環境に応じて適切なものを選定する必要があります。金属部品製造業者として、顧客の要望・環境要素を考慮した材料選定を行い、より高品質な製品を提供することが求められます。

    sus316とsus316Lの用途の違いとは?

    sus316とsus316Lは、ともにステンレス鋼の一種です。sus316は、クロム、ニッケル、モリブデンなどの合金からなり、一般的に耐食性、耐熱性、耐摩耗性に優れています。一方、sus316Lは、sus316に比べて炭素を低減したものであり、より溶接性に優れています。このため、sus316Lは、耐食性の要求が高く、温加工・溶接加工が必要な場合によく用いられます。 例えば、食品、医療機器、化学工業などの場合には、耐食性が高いsus316Lが使用されます。また、潜水艦や原子力潜水艦、原子力発電所など、極端な環境下での使用が求められる場合には、sus316が使用されます。また、両者とも非常に高い強度を持ち、信頼性の高い金属部品を作り出すことができます。 金属部品製造業者としては、sus316とsus316Lの違いを理解し、顧客のニーズに適した金属部品を提供することが求められます。顧客ごとに異なる使用環境に合わせて、適切な材料を選択することが、より高品質な製品の生産につながります。

    金属部品製造業者にとってのsus316とsus316Lの違いは?

    金属部品製造業者にとって、sus316とsus316Lの違いは非常に重要です。これらは、ステンレス鋼の種類であり、自動車部品や建築物の設備、医療機器など多岐にわたる用途で使用されます。sus316は、ニッケル、クロム、モリブデンを主成分とするステンレス鋼で、sus316Lは、同じ成分を持つが、低炭素のバージョンです。 そのため、sus316Lは欠点とされる脆さを改善しており、より耐久性が高く、高温や腐食に対しても優れた性能を発揮します。しかし、sus316Lは、sus316よりも高価であるため、素材費用の問題があります。そのため、使用する環境やアプリケーションに依存して、どちらを選択するかを慎重に判断する必要があります。 金属部品製造業者は、顧客に求められる製品品質に応えるために、sus316とsus316Lの違いを理解し、適切な素材選択をすることが求められます。加えて、sus316Lは、sus316よりも精度が高く加工が難しいので、製造工程における機械能力や技術的なスキルが大切な要素となります。そのため、業界においてさらなる技術の向上が求められています。

    当店でご利用いただける電子決済のご案内

    下記よりお選びいただけます。